【サビにより大きく空いてしまった穴、板金修理です】
南陽市からご来店でライフのサイドパネル(ロッカーパネル)のサビによって空いた穴の板金塗装の修理です。
年式、駐車している場所、走行環境にもよりますが、車はどうしてもサビてしまうものです。
南陽市からご来店でライフのサイドパネル(ロッカーパネル)のサビによって空いた穴の板金塗装の修理です。
年式、駐車している場所、走行環境にもよりますが、車はどうしてもサビてしまうものです。
このお車の場合、左のタイヤの前あたり、リヤドアの下のパネルがサビておりました。
サビは一見小さいように見えますが、塗装を削り取っていくと意外と広範囲に侵食されている場合が多いです。
サビは一見小さいように見えますが、塗装を削り取っていくと意外と広範囲に侵食されている場合が多いです。
実際このお車も最初の空いた穴がどんどん大きくなっていき、結局鉄板を作成してあてがうことにしました。
写真の通り10センチ弱程度のサビですが、このあとどんどん・・・
よく見ると依然修理されているのか、削るとパテが出てくる・・・
よく見ると依然修理されているのか、削るとパテが出てくる・・・

大まかに削ってみました。
でも溶接をするにしてもハンダをするにしてもサビが残っていると材料が付かないので、錆びた部分を削っていきます。
でも溶接をするにしてもハンダをするにしてもサビが残っていると材料が付かないので、錆びた部分を削っていきます。

さらに範囲が広がりました。
最終的にはもう少し広がることになるのですが 😕

最終的にはもう少し広がることになるのですが 😕

これは似たような厚さのパネルがあったので、サイズに合わせて切りボデーに合うように叩いてアールを付けています。


溶接にて仮止めをした写真です。
錆びた車体は鉄板の板厚も薄くなっており、結構シビアです 🙂

錆びた車体は鉄板の板厚も薄くなっており、結構シビアです 🙂

作った鉄板の周りをぐるりと溶接しました。
よく見てみるとその鉄板の右側も穴埋めしました。結局そこもボロボロになっていました。

よく見てみるとその鉄板の右側も穴埋めしました。結局そこもボロボロになっていました。

アルミパテという、一番粘度があるパテを塗りました。
このパテはどうしても形がでないときや凹凸がひどいときなど、板金パテではまかなえない時に使います。
これを#80~#120番のペーパーで削っていきます。

このパテはどうしても形がでないときや凹凸がひどいときなど、板金パテではまかなえない時に使います。
これを#80~#120番のペーパーで削っていきます。

これが板金パテを塗ったところです。上の白いガムテープは余計なキズが付かないように貼っています。
これを#120~#240~#320のペーパーで削っていきます。
一回では形づかないのでこの工程を二度三度繰り返します。

これを#120~#240~#320のペーパーで削っていきます。
一回では形づかないのでこの工程を二度三度繰り返します。

板金パテが削り終わりここにサビ止め、下塗りの意味合いでサフェーサを塗っていきます。


サフェーサを塗装しました。2~3回塗り重ねています。
もちろん余計なところにミストが付着しないようマスキングもしています。

もちろん余計なところにミストが付着しないようマスキングもしています。

ラッカーパテを塗ったところです。
これはサフェーサで隠れきれないペーパーのキズや、巣穴を埋めるために塗ります。

これはサフェーサで隠れきれないペーパーのキズや、巣穴を埋めるために塗ります。

これはラッカーパテを#320~#400で削ります。
なお、さっきまでは空ペーパー(水無し)での作業ですが、これは耐水ペーパー(水有)で削っています。

なお、さっきまでは空ペーパー(水無し)での作業ですが、これは耐水ペーパー(水有)で削っています。

養生も終わり塗装準備完了です。
塗装は色(アイボリー)を3回、クリヤー(透明)を3回塗ります。

塗装は色(アイボリー)を3回、クリヤー(透明)を3回塗ります。

塗装部のゴミをとり、磨きをかけます。
室内清掃、外観の洗車を終え、完成しました!

室内清掃、外観の洗車を終え、完成しました!

【終わりに】
作業をおえて、改めてサビというのは厄介なものだなと思いました。
これぐらいで終わるだろうとプロがみて思っても想像以上にサビが進行しているのがほとんどです。
作業をおえて、改めてサビというのは厄介なものだなと思いました。
これぐらいで終わるだろうとプロがみて思っても想像以上にサビが進行しているのがほとんどです。
最善を尽くしても一年、もしくは半年ほどでまたサビが発生することもありますので、お客様には事前にお話をさせていただいています。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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