【薄いキズは磨けば落ちますが・・・ヘコミはハンダで修理】

ガリ傷の板金塗装の修理事例です。南陽市在住のお客様のゼストです。

不注意で車にキズが付いてしまうことは誰にでもあります。
よくお客様にも、『このキズ消えます?』『やっぱり塗らないとダメですか?』という質問を聞かれます。
線キズの場合、爪に引っかからない程度のキズならコンパウンドで磨けばキズは取れます。
爪に引っかかっても、キズが浅ければ耐水ペーパーでギリギリまで削って、目立たなくすることも可能です。

今回のお車は左側側面、フロントバンパーからリヤバンパーまでずっとキズが付いておりました。
フロントバンパーからフロントドアまではキズは浅く、割と簡単にキズを消せることが出来ましたが、リヤドアと後ろタイヤの上のパネル(リヤフェンダーパネル)にガリキズがありました。

今回のキズは結構ベコッと凹んでいたので、得意のハンダにて修理を行い、細かな凹みになったら電気によるピン溶接にて修理していきます。

お車はホンダのゼスト。このパープルメタリックのカラーは結構見かけますね。
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画像のように左側が、広範囲にキズが付いています。
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一番ひどい傷がここです。
サイドステップを外して、作業をしやすいようにします。
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最初は荒出し作業で、ハンダを使います。
何故にハンダを使うかというと、ハンダで鉄板を固定してそれを引っ張るのですが、かなりの荷重に耐えられます。
ということは、硬い角の部分や、あとにやる電気ピンでは引き出せないものもぴっぱれるからです。
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こちらが電気でピンを溶着させてぴっぱる器具です。
ハンダより精密に引き出せます。引き出しながら周りをハンマーでたたいて平らにしていきます。
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引き出し終えた画像です。きれいにもみえますが、手でさわるとまだごつごつした部分もあります。
ここにパテを塗っていくわけですが、この引き出し作業をどれだけ頑張るかで後のパテ研ぎ作業の塩梅が変わってきます。
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パテを塗りました。
色の違いですが、青がアルミパテ、黄色が板金パテで、前者が凹凸の酷い時の厚付け用、後者がそれよりも軽い凹凸用です。
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アルミパテを#80~#120番で削り、大まかに形成したら先ほどの黄色いパテ、板金パテを塗ります。
これを#120~#320番で削っていきます。
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板金パテを仕上げたらサフェーサ(グレーの部分)という下塗り塗料を塗り、乾いたところに赤いパテ(ラッカーパテ)を塗ります。
この工程でペーパーでついた深いキズや、パテの巣穴などを隠していきます。
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赤いパテを#400番で研ぎ、また最後にサフェーサを塗装して#800番で研ぎます。
これで周りを養生すれば塗装前の準備が完了です。
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カラー(紫のメタリック)を三回塗装し、徐々に周りにぼかしていきます。
次にクリヤー(透明)を三回全体に塗装します。
乾燥後、ゴミやブツを取り除きコンパウンドで四段回にわけて磨いていきます。

最後に外した部品を取り付け、室内清掃と洗車をして終わりです。

(カメラのフラッシュでボディーの色が鮮やかにでてしまいました・・・ 😥  実際は元の色と同じです )
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最後までお読みいただきありがとうございました。

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