【真っ二つになった社外エアロが・・・】

不注意で今はもう出回っていないフロントのハーフスポイラー(エアロ)を割ってしまい、修理に出そうか諦めるか考えていたそうです。
県外の業者に修理に出そうと思った時、インターネットでエアロ修理を検索されてうちの工場にお電話をいただきました(^^♪

”結構割れている”ということだったのでまずは見積もりをとるため、来ていただくことになりました。来店されてびっくり!なんと遥々、三川町から数時間かけてきてくださいました。

実際にエアロを見させていただくと、車から外されていて真っ二つの状態でした。
落ちた衝撃でキズも多数・・・
正直、似たようなエアロを買って取り付けた方が安上がりではありましたが、お客様たっての希望により愛着のあるこのエアロを修理することになりました。

代車をお貸しして一旦帰っていただき、修理完了後に納車する形となりました。

モコのお客様のご感想はこちらで紹介しています。

ニッサン モコです。入庫時はエアロは取り外されていました。

真っ二つになったエアロです。
よく見てみると形は残っていますが左側も結構われています。

実車に取り付けて合わさり目を確認したらまた外して、エアロ単品で修理していきます。挟む道具を使って仮止めします。

裏側から補強していきます。
補強する部分をベルトサンダーという道具で削っていきます。

今回使うFRPセットです。
右の白い布状のものがガラス繊維のマット、左の缶が固める樹脂、真ん中の小さい小瓶(みにくいです)がその硬化剤です。
マットはさみで簡単に切れますが、軍手をしても手がチクチクして繊維が刺さります(-_-;)

適当な大きさに切ったマットを、硬化剤を適量入れた樹脂で張り付けていきます。
張り付けてある程度乾燥させたら、強くしたい部分にまたカットした繊維を張り付けていきます。
強度がちゃんと出るように気泡を抜きながらの作業です。

裏側の貼り付けが終わり乾燥すると、手で持ってもバラバラにならない強度になります。
裏側は大体完成です。

次は表側の修理です。(私が写っていますね 🙂 )
裏側は広い面積で止まっているので、表側は割れた部分だけを削っていきます。
細切れにしたマットをボンド代わりに付けていきます。

厄介だったのはこの部分。
砕けて無くなっていたので、形ができるまでFRPを積み重ねていきます。

表側のFRP修理工程が終わりました。
これからダブルアクションサンダー(ペーパーで削る機械)で表面を均していきます。

表側は外観となる部分なので、平らになるようパテ(黄色い粘土状のもの)を塗り、平らにペーパーで削っていきます。

下塗り塗料のサフェーサ(グレーの塗料)でペーパーキズなどを消します。
そしてさらに深いキズや巣穴をラッカーパテ(赤いパテ)で埋めていきます。

耐水ペーパーで仕上げた後、塗装をしていきます。(塗装時の画像抜けました。)
黒の部分を三回程度、クリヤーを三回塗装し、乾燥させます。
表面が乾燥したらペーパーでゴミやブツを取り、段階的に磨いたら完成です。

取り付ける前に一工夫。
純正バンパーに社外エアロを付けると硬いFRPのせいで、取付面にこすれキズが付きます。なので当たる部分にたまたま取り置きしていたモールを付けてみました。

ついでに♪
フロントワイパーアームが錆びていて気になったので、併せて修理・塗装しました。

慎重に取り付け、洗車・掃除をしたら完成です。
納車時、お客様にも大変喜んでいただきました!

最後までご覧いただきありがとうございました。

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