【リヤバンパーのリフレクター加工とFRPの修理のご依頼!】
 
南陽市より、インターネットのブログをみてきていただいたお客様です。
初めはお見積りとのことでしたが、実際に部品を見ながら相談して作業をさせていただくことになりました。
お客様自身もかなりのスキルをお持ちで、出来るか出来ないかの判断を二人で検討しました。

オデッセイのお客様からご感想はこちらで紹介しています。

 
作業の内容はオデッセイのFRP製社外バンパーの前後で、キズや割れの修理とリヤバンパーのリフレクター(反射板)の移動加工です。フロントバンパーはその②でも説明しますが、ナンバー部分のスムージング(平らにする加工)です。
あと、気になっていたというリヤウィングのクリヤー剥げの修理もしました。

完成図です(^^♪どこを加工したかわかるでしょうか??
029

 
リヤバンパーは、お客様が元々あったリフレクターの取付け部分をカットしてそこにFRPを流し込み、パテが塗ってあった状態でした。なので、手元にカットしたリフレクター台座、左右分がありました。
 
あと元々誰かが車に付けていたものらしく、いたるところにキズや塗装の割れがありました。
せっかくきれいにして取付けるのであれば、全て直した方があとあと全体的にきれいに仕上がります!
 
余談ですが、FRPとはガラス繊維(マット)と樹脂(液体)を混ぜた樹脂製品です。
加工、補修がしやすく、社外品のバンパーなどによく使われます。
でもぶつけると割れます。
 
では早速作業に取り掛かります!
 
お車はホンダ、オデッセイ。
車高もとても低く、今の状態でも十分かっこいいです!
でも更なる進化を求めて、社外のバンパーを付けるという事でした。
014 (2)
 
作業前のパテの状態の写真を撮り忘れました。
写真ではお客様が付けたパテを平らにし、下塗りにサフェーサ(グレー部)を塗装、巣穴やペーパー目を消すために赤いパテ(ラッカーパテ)を塗ったところです。
101
 
ラッカーパテを#400番のペーパーで研ぎ、またサフェーサを塗装したところです。
ここからリフレクターの移動先をカットしていきます。
012 (2)
 
これが上にあったリフレクター台座です。
下の溝にぴったり入るよう、本体と合わせながらギリギリまで削りました。
いたるところにアールがあるのでとても難しいです。
045
 
計測し、大体のところに穴を空けます。
あとは自分なりの基準の位置を見つけ、そこに向かって上の部品が入るまで微調整をしながら削っていきます。
穴をあけてすっぽり入れるまで、左右で相当な時間がかかってしまいました 😉 
一番大事な作業だし、一番妥協が出来ない部分です。
044
 
次にステーとボルト・ナットを使って部品を仮に固定していきます。
固定したら樹脂を付ける部分とその周りをさらっと削り、シリコンオフで汚れを落とします。
ゴミや汚れがあると、密着不良や振動で剥がれたりしてしまうからです。
046047
 
FRPのマットの準備です。
使用するのはランダムに配置されたタイプのマット。
048
 
初めはマットを細長く切ってそのまま貼り付けようかと思ったのですが、付ける場所の形状が複雑すぎて気泡が入ってしまうため、みじん切りにして貼り付けることにしました。
気泡が入ると強度が低下してしまうからです。
049
 
わかりずらいですが、本体と部品の間にFRPの樹脂(液体)をまんべんなく塗ります。
そこに先ほど切っておいたマットを小さめの刷毛を使って置いていきます。
樹脂を付けながらトントンと叩いて気泡を抜いていきます。
050
 
一回目が終わり表面が触れるようになったら、同じようにまた樹脂とマットを塗り重ねます。
一回目の状態でもほぼ外れませんが、確実に固定するため二回重ねました。
051
 
表側は裏ほど大胆にいけないので、薄く塗っていき穴などを埋める程度です。
052
 
表の部分にパテ(黄色)を塗りました。これを削るともうボデー本体と一体化します。
053
 
最初の写真と同じように、パテを削ったらサフェーサを塗装しラッカーパテを塗ります。
104
 
ラッカーパテを削りもう一度サフェーサを塗装したところです。
元々そこにあったかのようになりました。
106
 
塗装専用のブースに入れて塗装をします。
同時進行で進めていたフロントバンパーとリヤウィングも一緒に塗装です。
007 (2)
 
カラー(黒)を三回、クリヤー(透明)を三回ほど塗装します。
乾燥後、塗装のゴミ・ブツをとり、コンパウンドで四段階に分けて磨いたら完成です!
029030
 
取付けはもうひと加工してからお客様自身で行うということなので、作業はここまでです。
お客様にも仕上がりに大変喜んでいただきました。
取付け後のお車の仕上がりがとても楽しみですね!
 
別スレにフロントバンパーとリヤウィング編(その2)がありますのでご興味があれば見てください。
 
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
 

———————————————————————————————-
お見積もりは無料!お気軽に0238-40-3006までご連絡ください。
当店までの道順はこちら!
修理したお客様の感想はこちら!
お車のキズヘコミ修理事例はこちら!
無料代車あり! 見積もり無料!

原敬車体工業
所在地  999-2243 山形県南陽市鍋田1865-1
電話  0238-40-3006
営業時間 AM8:30~PM5:30
定休日 日曜、祝祭日、第2/第4土曜日、GW、お盆休み、年末年始
※事前にご連絡頂ければ19時頃まで対応できます。
電話対応は21時までOKです!.
———————————————————————————————-